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【悲報】高梨沙羅の失格理由|スーツ規定違反は極寒による筋肉委縮が原因!中国陰謀論とは?

2022年2月7日の北京オリンピックでは、新種目である「スキージャンプ混合団体」が開催されました。

一番最初に飛んだ高梨沙羅選手がまさかのスーツの規定違反で失格となり騒然となりましたね。

スーツ規定違反は、かなり異例の事態らしいですが、なぜ今回の事が起こってしまったのでしょうか?

今回の記事では、

  • 日本が最終4位になるまでの経緯まとめ
  • 高梨沙羅の失格理由は何?
  • スーツ規定違反とは?
  • なぜ事前になぜわからなかった?
  • 中国陰謀説とは?

という内容でお届けいたします。

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Contents

【悲報】高梨沙羅が失格

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2022年から新たに採用された、新種目のジャンプ混合団体。

今大会では10チームがエントリーし、1チーム4人(混合は男女各2人)で構成され、それぞれが2度飛んで合計得点を争います。

日本は、高梨沙羅、佐藤幸、伊藤有希、小林

一番最初に高梨沙羅選手が飛び、103.0メートルという男子並みの大ジャンプを見せ、124.5点の暫定トップに。

しかし、なんとスーツ規定違反として失格となり、無得点扱いになってしまいます。

責任を感じた高梨沙羅選手は、取材対応ゾーンに現れた際、号泣し立っているのもやっとの状態に。

スタッフに肩を抱えられながら引き上げられました。

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その後、高梨の得点は加算されない状態となり、2回目進出が危ぶまれましたが、残り3人が奮起して日本は1回目は8位通過

 

高梨沙羅選手の後にも失格者が続出する前代未聞の事態になり、結局日本は4位という結果で終えました。

日本4位になるまでの流れ

  1. 高梨沙羅が失格
  2. 得点なしで2回目進出が危ぶまれる
  3. ドイツとオーストリア失格
  4. 1回目:日本8位で2回目進出
  5. 高梨沙羅K点超えで5位浮上
  6. ノルウェー失格
  7. 2回目:2人目終了時点で日本4位、3位のカナダと約12points差
  8. 最終結果 日本4位」
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高梨沙羅の失格理由|スーツ規定違反は極寒による筋肉委縮が原因!

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今回の高梨選手の失格理由は、

極寒による筋肉委縮で太ももが細くなっていてスーツが大きくなっていた

ことが原因の様です。

高梨沙羅のスーツは「太ももが規定より2センチ大きかった。全く本人のせいではない」…コーチが説明 (2022年2月7日) - エキサイトニュース

なぜ大きいとダメなのかというと、スーツのサイズが大きいと風に乗りやすく、浮力を利用できジャンプに有利に働いてしまうからという理由だそうです。

そもそもスキージャンプのスーツは、いかにジャンプをするにあたり風をうまく利用できるかを考えられているため、規定を何とかクリアできるギリギリのラインで開発されているようです。

そのためわずかな体形変化・着方による誤差で今回のように失格になってしまったんですね。

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スーツ規定違反とは?

スキージャンプのスーツにはとても厳密な規定があるようです。

国際スキー連盟(FIS)の規則では、

直立姿勢で、スーツ寸法はボディーと一致しなければならず、最大許容差はスーツのあらゆる部分において、ボディーに対しプラス1センチ~3センチ(女子は同2センチ~4センチ)とする

と決められています。

また、2005年から導入されたBMIルールは、スーツを着用した状態で身長体重を量り、そこからBMIを計算し、そのBMIに対してスキー板の長さも決められています。

その理由は、

  • スキージャンプは体重はより軽い方が有利
  • スキー板は長い方が有利

ということからです。

他にもこんなルールがあるようです。

  • スーツの厚み(4~6mm以内)
  • 通気性
  • スーツの袖口のゆとり(4cmまで)
  • 股下丈(短いとダメ)

今回の高梨選手の場合、

股下の表面積が2センチ以上あったことによる違反

だと考えられます。

1998年長野オリンピックでジャンプ団体金メダリストの原田雅彦氏は、今回のスーツ規定違反について以下のように解説されています。

国際スキー連盟(FIS)の規則では「直立姿勢で、スーツ寸法はボディーと一致しなければならず、最大許容差はスーツのあらゆる部分において、ボディーに対しプラス1センチ~3センチ(女子は同2センチ~4センチ)とする」と決められている。
シーズン初めに計測し、数値を提出するため、体重の変化などで誤差が出てくるケースはある。
そのため「スーツ規定違反」は珍しいことではなく、原田氏は「本人の責任でも、測った審判の責任でもない。我々管理する立場がしっかり管理しないといけない」と話した。

引用:日刊スポーツ

検査の際に、

  • スーツのサイズが合っているか
  • 体重が足りているか
  • 靴のサイズは合っているか

などをチェックされるようですが、一番引っかかることが多いのはスーツの大きさのようです。

特に、日本選手はこれまでにもスーツの規定違反で失格になっている回数がかなり多いようです。

実際に、高梨沙羅選手は、2021年2月5日に、オーストリア・ヒンツェンバッハで行われたW杯個人第5戦(ヒルサイズ=HS90メートル)でもスーツの規定違反により失格となっています。

高梨沙羅が今季初V、スーツ規定違反から一夜で挽回 - スポーツ : 日刊スポーツ

5日、スーツの規定違反で1回目を終えたところで失格となった。

引用:日刊スポーツ

今回の規定違反については、もともとギリギリのラインを狙っていたため、リスク承知の結果だったため仕方がなかったという意見も出ていますね。

https://twitter.com/deculture0328/status/1490810574690988033?s=20&t=0hobwNGDubZT7E7uBnjCRg

https://twitter.com/MpkZvvdN93oc2wH/status/1490693233584001026?s=20&t=0hobwNGDubZT7E7uBnjCRg

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高梨沙羅のスーツ規約違反は事前に分からなかった?

スキージャンプのスーツは、メーカーが選手の体型などに合わせ細かく調整して作られる中で、規約に反しない範囲で風の影響を上手く受けジャンプが有利になるように作られています。

しかし採寸し試着した時といつも同じ体の状態とはもちろんいきません。

実際、シーズン始めに計測し、数値を提出するため、体重の変化などで誤差が出てくるケースは当然あると思われます。

W杯を転戦する高梨沙羅選手のクラスだと、年間約20着を使用し、常にベストの状態のスーツで試合に臨んでいると思われます。

それでも試合の時間帯・それまでの食事の状態・体調・着用回数などによっても変化するため中々管理は難しいようです。

選手は与えられたスーツを信じて着用するだけのため、今回のスーツ違反の件は、本人の責任でも、測った審判の責任でもなく、管理する立場がしっかり管理していれば起こらなかった事態と言えますね。

今回も、規定内ギリギリの採寸でのスーツで臨んでいますが、少しくらいの体型の変化にも対応できるくらいの余裕があるスーツで臨んでいれば防げたのかもしれませんね。

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高梨沙羅の中国陰謀論とは?

今回の違反は、高梨沙羅選手だけでなく、他国も相次いで規定違反が見つかっています。

高梨沙羅選手の直後には、ドイツとオーストリア失格が失格となっています。

解説者も、

解説者
解説者
なかなか見ない

と発言が出るほど、今回は規定違反が多かったようです。

そのため、陰謀説が浮上。

https://twitter.com/m_poyoyo_n/status/1490666638332465158?s=20&t=vIOpKtiOyfsMkhg9wfS-qA

https://twitter.com/webman56700187/status/1490667035201703938?s=20&t=FfdwLbeOoe1TlDlh8ancWA

https://twitter.com/DDh4SXFI19CFk7y/status/1490685115030458370?s=20&t=3V54U7K_cVGPdZD_pOfV0g